オランダ、特殊作戦向けにH225Mを12機発注
エアバス・ヘリコプターズは現地時間11月5日、オランダ国防省から大型多用途ヘリコプターH225Mを12機受注した。オランダ空軍(RNLAF)第300特殊作戦飛行隊が運用する計画となっている。 【写真】H225Mのコックピット オランダ空軍は現在、H215MファミリーのAS532「クーガー」を運用中。H225Mは2023年6月に選定され、今後同軍とエアバスヘリの両者で特殊作戦に適した機体開発を進める。 H225Mは、戦闘状況や危機的状況下で、信頼性と耐久性を実証済み。H225Mは現在、新型の電子機器、強化されたメインギアボックス、空中通信システムを搭載し、HForce兵器システムを装備できる。最大離陸重量は160キログラム増の1万1160キログラムとなっている。 H225ファミリーは世界で350機以上運用されており、合計飛行時間は88万時間以上。軍用機としては、フランス、マレーシア、インドネシア、イラク、タイ、シンガポール、メキシコ、クウェート、ブラジル、ハンガリーが採用している。
Tadayuki YOSHIKAWA