「日台関係は史上最良」台湾の李逸洋駐日代表インタビュー 「中国も民主の道歩むべき」
課題もある。観光客数はコロナ禍前の水準に戻りつつあるが、台湾では日本統治時代に教育を受けた「日本語世代」が高齢化。日台関係を支える人材の減少が顕著で、双方ともに「知日派」「知台派」と呼べる専門人材の育成が急務だ。
李氏は「非常に重要な課題だ。現在、双方の若手研究者の共同研究プロジェクトを行うなど、いくつかの取り組みを始めている」とし、より深く日台関係に貢献する人材を増やす努力を続ける考えを示した。
李氏は着任前、日本に10回ほど来たことがあるという。「北海道の美しい紅葉や夏のラベンダー畑が印象に残っている。時間ができれば日本各地を回ってみたい」と話した。(桑村朋)