フレンチ・エレガンスを極めたピエール・バルマンの美ドレス【前編】
1956年 映画『花嫁はあまりにも美しい』
バルマンがブリジット・バルドーの衣装を手がけた、花嫁必見の映画『花嫁はあまりにも美しい』。花びらのような装飾があしらわれたストラップレスのミディ丈ドレスは、フラットシューズを合わせ、まるで可憐なバレリーナのようです。
1956年 映画『花嫁はあまりにも美しい』
ファッション誌に見出された田舎娘シュシュの物語を描いたこの映画。レースのボディスにドレープがかったブッファンスカートのウエディング・ドレスは、美しいボディラインを引き立て、時代を超えたエレガンスを感じさせます。
1956年 映画『素直な悪女』
バルドーを一躍大スターにのし上げた映画『素直な悪女』の象徴となったコルセットブラ・ビスチエのウエディング・ドレス。彼女の小悪魔的な魅力を生かしたこのドレスは、バルマンによるデザイン。のちにマドンナやデザイナーのジャン=ポール・ゴルチエに多大なる影響を与えました。