「ミランに足りないのはカギとなる選手のパーソナリティ。ユーヴェはまだ変化する」ラツィオOBと伊解説陣がフォンセカ&モッタのチームを分析! | セリエA
【欧州・海外サッカー ニュース】ラツィオのOBで元ディレクターのイグリ・ターレ氏が、セリエA第13節終了後の『DAZN(ダゾーン)イタリア』の番組にゲスト出演し、伊解説陣と共に語った。 【動画】ミラン×ユヴェントス|ハイライト
セリエA第13節に行われたビッグマッチ、ミランvsユヴェントスはスコアレスドロー決着となり、両チームは、勝ち点「29」の首位ナポリや、「28」で並ぶ2位アタランタなどの4チームに対し、さらなるリードを許す展開となった。 そんな中、『ダゾーン・イタリア』の番組「Dazn Serie A Show」に出演した元ラツィオのイグリ・ターレ氏が、2戦連続未勝利となったパウロ・フォンセカ率いる7位ミランに見解を示した。ナポリから10ポイントの後れを取る中、「フォンセカはスクデットを語るべきなのか?」を問われて語った。 「選手たちへの信頼を示すためならよいだろう。しかしポイント差は明らかだ。いまのミランには、継続して勝利し、上位勢に追いつくことが求められる。ミランに足りないものは、このチームのカギとなる選手たちのパーソナリティであると考える」 「テオ・エルナンデスや(ラファエウ)レオン、(アルバロ)モラタ、それから(ルーベン)ロフタス=チークも期待値を下回るパフォーマンスだ。チームはこれから正しい道を見つけなければならない状況だが、シーズン終了までの今後の道のりは上り坂になるだろう」 UEFAチャンピオンズリーグ(UCL)では、敵地サンティアゴ・ベルナベウでレアル・マドリードに勝利を収めたミラン。今シーズンの好不調の波について、『ダゾーン・イタリア』でおなじみの解説陣マルコ・パローロ氏が説明した。 「マドリードでは、大きなスペースが生まれたため、ミランの選手たちの特徴にフィットした。こうした解決策を、ユヴェントス戦のような試合においても、見つけていかなければならない。もう少し勇気あるプレーを選択する必要があるだろう。アグレッシブに前へ攻撃しようとする姿勢が見られなかった」 「例えば上位につけているアタランタやフィオレンティーナ、ラツィオは、決して手を抜かない。全力を尽くし、ミランとは異なるリズムでプレーしている。非保持の時もね。ミランには、前線のクオリティはある。だが試合の主導権を握り、アグレッシブになるためには、前線でより勇気あるプレーをしなければならない」
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