「いつ最期が来てもおかしくない」飼い犬だったシニア犬 保護団体メンバーや獣医師の願いが起こした「奇跡」 食べて立ち上がり歩いた!
それでも予断許さず「数日以内に旅立つことも」
元気を取り戻したさくらに「がんばってくれて本当にありがとうね」と関係者全員が感謝し、体をなでてあげました。 ただ、さくらは完全な健康を取り戻したわけではなく、少し動いただけで呼吸が早くなってしまいます。現実的には「数日以内に心臓発作で突然旅立ってしまうリスクもないわけではない」と獣医師は話します。 それでもメンバーはさくらが立ち上がってくれたことがうれしくてたまりませんでした。
穏やかな余生が1日も長く続きますように
数日以内に旅立つことも危ぶまれたさくらですが、数週間が経過した今なおメンバーのもとで穏やかな時間をときに笑顔を見せてくれます。 新しい里親さんとのマッチングは現実的には難しいでしょう。それでも最後の最後で人間からの愛情を受けることができたことを、さくらはきっと喜んでいるはず。穏やかな時間が1日でも続くことを願い、メンバーはさくらのそばに今日も寄り添っています。 (まいどなニュース特約・松田 義人)
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