人気G1馬・メイショウドトウに飛び乗る姿が話題...“引退馬牧場に暮らす猫・メト”の日常
ふくちゃんこと福豆は、昨年9月に保護猫団体から引き取りました。チビはメトと遊びたがるのですが、メトは少し相手をするとすぐに外に行ってしまいます。それでチビに遊び相手をと考え、保護猫団体から生後約4か月の黒猫の女の子を引き取りました。 ケージの中で懸垂したり、電動で動くミニカーをいつまでも追いかけたりするかなりのお転婆で、それを川越が気に入って譲渡していただきました。チビがそのお転婆をもて余し気味になりながらも、家中2匹で元気に走り回っています。 最初メトはチビを警戒して唸っていましたが、チビが鼻先をメトの鼻先に近づけて甘えているうちに、メトがチビの頭を舐めたり、一緒に寝たりするようになりました。 メトはふくちゃんに対してはまだ警戒しています。ふくちゃんはメトがシャーッと威嚇をしてもあまり動じず、メトがご飯を食べている時に背中やお尻のあたりの匂いを嗅いだりするので、それがまたイラッとするみたいです。ただご飯は一緒に食べても割と大丈夫なようです。 猫たちそれぞれの関係性やその変化を感じられて、毎日とても楽しいですね。
「猫吸い」をする馬たち
――メトは馬たちとは仲良しなんですね お互いがお互いをどう認識しているかはわかりませんが、そこにいて当たり前の存在という感じがします。ノーザンレイクを開場して間もない頃、メトは馬がいる馬房でも構わず寝ていましたが、それに対してキリシマノホシが少し怒ってみせて以来、メトは馬房では寝なくなりました。意思疎通ができているんですね。感心しました。 馬は臆病な性質の生き物ですが、メトを警戒することは一度もありませんでした。馬がいてもメトは自然体で、厩舎の廊下を時には悠然と、時には足早に通り過ぎていくのですが、馬たちはみんなメトのことをチラチラ気にしています。 メトが馬柵棒(馬房に掛けてあるカンヌキ)の上に乗ると鼻を近づけて「猫吸い」する馬もいます。人も馬も、ふわふわの猫に対してやりたいことは一緒みたいです(笑)。 ――さまざまなメディアで取り上げられている「メト&ドトウ」コンビですが、ここまで人気になった理由はあるのでしょうか? 「馬×猫」の最強タッグの可愛さはもちろんありますが、大きかったのはやはり「ウマ娘」の存在です。 G1ホースのメイショウドトウはもともとキャラクターとして存在していましたが、公式のイラストやアニメにメトと思しき茶白の猫も現れるようになり、「メト」がTwitter(現X)のトレンドに入るようになりました。 びっくりしましたが嬉しかったですね。メト&ドトウのコンビはすごい人気だなと改めて思いました。