「与党敗北」という予想された惨事 衆院選後の日本株を考える【解説:三井住友DSアセットマネジメント・チーフグローバルストラテジスト】
まとめに
連立与党の惨敗は、日本の株式市場にとってネガティブな出来事であることは論を待たないでしょう。とはいえ、「異様な10月相場」を振り返ると、こうした事態は「予想された惨事」ともいえそうです。週明けの日本株のバリュエーションを確認しても、調整後の足元の水準からの下げ余地は限定的に思われます。「一瞬先は闇」と言われる政治の世界は、何でもありの剥き出しの権力闘争そのものといってよいでしょう。想定外の事態に翻弄される株式市場に振り落とされないよう、冷静な投資判断が求められるタイミングと言えそうです。 (2024年10月28日) ※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『「与党敗北」という予想された惨事 衆院選後の日本株を考える【解説:三井住友DSアセットマネジメント・チーフグローバルストラテジスト】』を参照)。 白木 久史 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 チーフグローバルストラテジスト
白木 久史,三井住友DSアセットマネジメント株式会社
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