衆院選公示 第一声 島根2区 どうなる“保守王国” 前職と新人2人による三つ巴の戦い
15日に公示された衆議院解散選挙。自民党が議席を守り続けてきた保守王国・島根2区は、前職1人に新人2人が挑む三つ巴の戦いとなりました。 島根2区に立候補したのは届け出順に、 ▼立憲民主党の新人・大塚聡子さん 57歳 ▼自民党の前職・高見康裕さん 43歳 ▼共産党の新人・亀谷優子さん 38歳 の3人です。 立憲民主党の大塚さんは、江津市で第一声を上げました。 立憲・新 大塚聡子さん 「台所から子どもたちの様子を見て、夫の生活を支え、そして自身の社会に関する思いを、台所の中で思いを巡らせて長い期間過ごしておりました。 銀のスプーンを食わえてきた人々や、しょっぱい人生を送ってきたことがない人、欲張り村の村長さんたちにこの日本の未来を渡すことは断じてできません。台所から日本を変える。私大塚聡子、この12日間、精一杯頑張って参ります」 大塚さんは東京都出身。自衛官である夫の転勤で海外も含め転々としてきましたが、子どもの大学進学などをきっかけに今年4月に出雲市へ移住しました。 掲げたテーマは『台所から日本を変える』。知的障害がある娘の母親として感じてきた「福祉と教育」の問題点などに取り組みたいとしています。 自民党の高見さんは浜田市で第一声を上げました。 自民・前 高見康裕さん 「地方創生を政権のテーマのど真ん中に据えた内閣が誕生しました。地方の予算を2倍にする、そう所信表明で力強く表明をされました。この島に暮らす私たちにとって大きなチャンス、このチャンスをものにできるかどうか、この選挙で決まります。 大変な逆風です。だからこそ、どうか皆さん、一致結束をして新しい自民党を、新しい政治をこの島根から、このふるさとから一緒に作っていこうではありませんか」 出雲市出身の高見さんは、県議会議員などを経たのち、前回2021年の衆院選で初当選を果たすと、1期目から法務大臣政務官などを務めてきました。 再選を狙う2期目では、「道半ば」としている地方創生の取り組みの継続、そして、政治とカネの問題で揺れる自民党の政治改革を進めていくと訴えています。