NVIDIAのジェンスン・ファンCEOとの孫正義氏が語り合い、3000人が聞き漏らすまいとした全て 孫氏が10年前、ファン氏に伝えた「市場はNVIDIAの価値を理解していない」
ファンさん 「もちろん、AI革命の一翼を担うには、インフラが必要です。このタイプのソフトウェアは機械学習…」 孫さん 「あなたのところのチップがたくさん必要ですね(笑)」 ファンさん 「ありがとう(笑)」 「AI工場がなければ、AIを生み出すことは不可能です。それが、ソフトバンクが日本でAIグリッドを構築している理由ですね」 孫さん 「私たちは実例を示す心算です」 ファンさん 「そして、私たちは日本の350社のスタートアップと協力しています。世界中には22,000社もあります。信じられないことです。私たちは若い起業家やイノベーターたちがAIに取り組み、活用することを支援しなければなりません。インフラを整備するのです」 孫さん 「私たちは日本最大のAIデータセンターを作り、コンピューターパワーをほぼ無料で試せるような支援プログラムを提供しようとしています。新しいAIモデルやアプリケーションを試すことができるのです」 「(ファンさんへ)あなたも寄付を」 ファンさん 「オーケー」 孫さん 「スタートアップと研究のために」 ファンさん 「孫さんと会うのはお金がかかりますね」 ■“第二の自分”のようなAIエージェントをすべての人に ファンさん 「日本のAIの未来に何を望みますか?あなたの夢は何ですか?」 孫さん 「私はロボティクスに情熱を持っています。医療分野でのAIの導入も期待していますし、医療AGIは間違いなく現れるでしょう」 「また、私たちにはLINEやYahoo!、PayPayなどのサービスがあり、日本人のライフスタイルを支える多くの特定のエージェントを作ることができます。アメリカで生まれた技術だけではなく、日本の習慣や文化を知り、ローカルな知識を持つAPIが日本各地で活用されることになるでしょう」 「あなたは企業向けのエージェントについて話していましたね。別の方法で、私もサポートしますが、個人向けのエージェントもやがて私たち一人ひとりの手に渡ると信じています」 「ビル・ゲイツが『すべてのデスクにPCを』、スティーブ・ジョブズが『すべての手にスマートフォンを』と言ったように、私たちは『AIエージェントをすべての人に』と言いましょう。一人ひとりに専属のエージェントが必要なのです」 「旅行や勉強のプランを立ててくれたり…」