この夏、買い足したい休日専用スラックス! ニート 西野大士さんに教わるその有効性
夏のトップスの筆頭はTシャツ、足元はサンダル。で、ボトムスは?ショーツ派が優勢かもしれないが、この夏、買い足していただきたいのが「スラックス」。 ▶︎すべての写真を見る 先のTシャツ&サンダルに合わせるだけで“ちゃんと大人に見せてくれる”特効薬だ。ゆえに街はもちろん、海辺ならリゾートな雰囲気となるため行き先の制限もなくなる。超便利。 ということで、ユルすぎずカタすぎない、理想の「休日専用スラックス」を求めて、パンツ専門ブランド「ニート」のデザイナーを務める西野大士さんを直撃。 スラックスといったら、まずはこの人に話を聞かなきゃ始まらない。
「Tシャツにスラックスで10年以上やらせてもらってます(笑)。まずはニートの定番モデル“ワイド”。その名のとおり、インタックでツープリーツの太いシルエットが特徴です。 素材はシルク100%。高密度に織り上げてウォッシュ加工を施し、品の良さとワイルドさを併せ持つ生地に仕上げています」。 合わせるトップスは、高級下着ブランドとして知られる、英・サンスペルのTシャツだ。 「ポイントは“XXXL”というサイズ選び。上品さをキープしつつ、今の気分で着こなせます。 サンダルはここ4年くらいルナサンダル一択。シーズンで一足履き潰すほどお気に入り。どちらも本国のオンラインストアで購入しています」。
この「上品Tシャツ+ワイドスラックス」よりも少し遊んだ雰囲気なのが、こちらのコーディネイトだ。 「イタリアの高級服地メーカー、リリアの生地を使用した、ニートの“スタンダード”というモデル。夏向きのウールモヘアで、クラシックな太めのストライプ柄。それをポップな古着Tでハズすイメージです」。 実はこのスタイルこそ、ニートというブランド名の由来。安価な古着Tシャツとラフなサンダルでも、ちゃんとしたスラックスをはけばニート(小ぎれい)になる、ってこと。 西野さんのスラックス選び&着こなし術。ぜひ参考に! ニート デザイナー 西野大士さん(40歳)●1983年、兵庫県生まれ。ブルックス ブラザーズを経て、2015年にパンツ専業ブランドであるニートをスタート。17年にPRオフィス「にしのや」を設立する。昨年7月、故郷の淡路島に「エヌ&エヌ ストア」をオープン。 箱島崇史、丸益功紀(BOIL)=写真 加瀬友重=文
OCEANS編集部