「まじか…」小5からの中学受験、「成績最下層」の“普通の親子”が模試で快進撃できたワケ
前回に引き続き。中学受験にヒーヒーしている我が家の物語です。 さて。 【前回はこちら】「家族全員が情緒不安定に…」小5から中学受験を始めた家族に起きた“負の連鎖”
中学受験の成績最下層がどうあがくか?
はい。実話です。全て。 長男が中学受験をしたいと言い出すまで、それなりに取り組めば、まぁ普通くらいの偏差値は取れるんじゃないの?と思っていました。うん、無理でした。 一方で、長男が通塾しているのは関西系の大手。模試のレベルは結構難しく、他の模試よりも偏差値が低く出るとの噂。要するに『難関中学受験対応』に優れている塾なのです。 通塾が始まってちょっとしたくらいに、うーーん。 我が家にはオーバースペックかも?と私も思い始めました。元々最難関中学を目指している訳ではない。もちろんそれなりに高い所も視野に入れていますが、全国区で有名な学校を受ける訳ではない。それなのに、宿題もべらぼうに多く、模試の偏差値は泣くたくなるほど低く出てしまいますし、このままだと消化不良も多くなってしまうだろうな。基礎の徹底と言っても周囲が応用に手を付けていたら焦るだろうし。 尚、長男は学校から帰ってきてから、ずーーっと近所の友達と塾が始まる時間まで遊びまくっています。彼の仲良しの友人はほぼ全員、中学受験をするので、みんな5時半にはサーっと塾へ急ぐようですが。息子もそんな感じ。まぁ毎日、息抜きはしているので、ストレスはそこまでない様子。 でも、無理はしていると思う。大変だもん。 何度か長男にも、「中学受験から撤退しない?高受に切り替えない?はたまた、もう少しユルイ塾にしない?」と真面目に問いかけたことがあります。 しかし、彼は毎回、
「自習室があるし、この塾でもう少し頑張ってみたい」
と言うではないですか。 そんな中、5月下旬、塾の模試が迫っていました。 模試3回目。 入塾してから3か月。つらいことばかりではなく面白味を感じるようにしないと、しんどくなりそう。そうだそうだ。 理科と社会で自信をつけさせる。 友人が言っていた言葉を思い出し、理科は植物、社会は地理と農業の範囲をクイズ形式で問題を空き時間に出すことにしました。ご飯の時などに楽しみながら。 これがかなりヒートアップしまして… 実は、2歳年下の小3の弟がサッカーが大好きで、J1~J3全チームのネーミングと所属県を覚えています。そこから派生して、いつの間にか都道府県の名前や形だけでなく、川も平野も山脈も全て覚えています。 そのため、クイズになぜか中学受験予定のない弟が余裕で答えてくる。 長男、必死。 負けてたまるか~! と地理を頭に叩き込んだようです。泣くほどヒートアップする時もありましたが、大いに学びになったと思います。 それから、しばしの時間が過ぎ… 塾の模試当日の朝になりました。 大手塾は試験当日を想定して朝からテストがあります。長男には、「楽しんでおいでよ!」と声をかけて見送りました。模試が終わった後、家族で長男を塾まで迎えに行き、次男の推しチームのJ1の試合を家族で観に行きました。 もちろん模試を受けている長男は、