NVIDIAから「超ハイスペックなMac mini」みたいな最強ミニAIスパコン登場
処理性能以外も存分な出来栄え
つまり小さな個人用コンピュータがスパコン並みの計算能力を手に入れたということなんです。 Armベースの独自SoC「Grace」を搭載し、メモリは128GB・ストレージは4TBのSSD。200B(2000億パラメータ)のLLMを実行可能なバケモノミニPC。OSはLinuxベースのNVIDIA DGX OSであり、「AIを開発するためのマシン」と呼んでも問題ないほどの構成になっています。
こんなハイスペックでなおかつ、手が届きそうな価格帯に
AIが日々進化を続けるAI業界の中で、AIを開発するためのマシンとして登場したような、この端末は5月に発売予定で3,000ドル(約47万円)からとなっています。スパコン並みの計算能力を持っていると知ってしまうと、なんだかこの金額が非常に安く見えてきました。 RTX 5090が40万円なので、ローカルでLLMを快適に動作させるには今年いちばんコスパのいい可能性があります。AIの研究・開発をしたい人にとっては注目の性能ではないでしょうか。OSがLinuxベースなので使いこなせる人が少ないのはちょっと残念ですが…NVIDIAが独自のSoCを作ってまで「個人向けのPC」の範疇に入る製品を出してきたのは驚きですね。もしもWindowsが動作するなら買ってたかもなぁ。 Source: NVIDIA, FUJITSU
宮城圭介