「最悪を想定する」防御率0.00のロッテ・鈴木昭汰 好調の要因はパドレス松井裕樹から金言と“不動心” 松井伝授のフォークも挑戦
ここまで防御率0.00のロッテ・鈴木昭汰投手。好調の要因に、今季、メジャーリーグのパドレスに移籍した松井裕樹投手からの教えがあるといいます。 【画像】サヨナラ弾を放ちロッテの荻野貴司選手から豪快に水をかけられる岡大海選手 鈴木投手は、2024年1月松井裕樹投手の自主トレに参加。期間中、松井投手から「最悪を想定する。それは別にネガティブでもないし、その最悪な想定をしておいた方がマウンドに行って楽になれるっていうのも教わった」と同じ左腕の先輩からマウンドでの心得を教わったといいます。 「(松井投手から)いろんな言葉を言ってもらったんですけど、一番すごいなって思ったのは、その野球に取り組む姿勢。24時間野球に捧げているんだなというのがすごい伝わって。栄養、睡眠、身体のケアとかゆっくりしながらできるようなことを探すような人だった。(その姿に)すごい刺さったというか、こうやらないと松井さんみたいになれないんだなと思った」と日本で236セーブあげた松井投手の姿に感化されたといいます。 自主トレ期間では松井投手の持ち玉フォークを教わったという鈴木投手。「(松井投手と)同じ感覚では投げれなかったんで、コツとか握り方、考え方を自分に照らし合わせて練習している」と投球の幅を広げるため新球種に挑戦中です。
その鈴木投手のグラブには、”不動心”という言葉が刺しゅうされています。 「小学生の時からの座右の銘。当時マウンドで落ち着きがなかった自分に父から言われた言葉。帽子のつばやグラブに書いて絶対に目に入る部分に(書いている)。どんな場面でも、アウト3つとって帰ることは変わりない。どんな場面でも常に同じ気持ちで投げられている」と父からの言葉も緊迫した場面でも『0』で抑え続けられる要因の一つと語りました。