ホンダが電動二輪の新型モデル「ACTIVA e:」「QC1」をインドで発表
グローバル電動モデルの12、13機種目に相当するモデルが登場
ホンダは、インドにおいて、交換式バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:(モバイルパワーパック イー)」2個を動⼒⽤電源に採⽤した「ACTIVA e:(アクティバ イー)」、固定式バッテリーを搭載した「QC1(キューシーワン)」の電動⼆輪パーソナルコミューター2機種を発表しました。 【画像】超カッコいい! グローバル12・13機種目の電動バイク!! ホンダ「ACTIVA e:」「QC1」を画像で見る(4枚)
ホンダは、2050年に同社の関わる全ての製品と企業活動を通じて、カーボンニュートラルを実現することを目指し、2040年代には全ての二輪製品でのカーボンニュートラルを実現することを目標にしていますが、この目標を達成するため、今後の環境戦略の主軸として二輪車の電動化に取り組んでいます。 ホンダは2024年を電動二輪車のグローバル展開元年と位置付け、電動二輪市場への参入を本格化し、今年2機種をインドネシアで発表。 今回発表したACTIVA e:とQC1は、「2030年までに、グローバルで電動モデルを30機種投入」における、それぞれ12機種目、13機種目に相当するモデルとなっています。
原付二種相当の「ACTIVA e:」
ACTIVA e:は、インド市場全体、また、ホンダの二輪車においても最量販モデルで、年間約250万台を販売する「ACTIVA」のボディー・フレームをベースに新規開発し、交換式バッテリーHonda Mobile Power Pack e:を動力源として2個搭載した排気量110cc相当の電動コミューターモデルです。 インドのユーザーから定評のあるACTIVAのスタイリングを踏襲しながら、一目で電動二輪車とわかるシンプルなスタイリングと、フロントコンビネーションライトおよびリアコンビネーションライトやウインカーをLED化することで先進性を演出するACTIVA e:は、定格出力4.2kW、最大出力6.0kWを発揮する自社製のホイールサイドモーターを搭載し、最大102kmの航続距離を実現しています。
電動モペットの「QC1」
また、これまでホンダが培ったガソリン車の技術やノウハウ、信頼性を踏襲したQC1は、1.5kWhの固定式バッテリーを搭載する電動モペットで、定格出力1.2kW、最大出力1.8kWを発揮するコンパクトなインホイールモーターを後輪に搭載。 シート下には、ヘルメットを収納するスペースの他、小物の収納が可能なラゲッジボックスも確保されているほか、フロント部内側にはフロントインナーラックと、携帯端末の充電にも便利なUSB Type-Cソケットを標準装備することで利便性を高めています。 なお、同モデルの日本導入については現状アナウンスされていません。
バイクのニュース編集部