栗の皮むき「大変」「怖い」って人に朗報!むきやすくするポイントは2つ!おいしい栗ごはんを作っちゃお♪【栄養士ライター解説】
栗ごはんの作り方
鬼皮・渋皮をむいた栗を、食べやすい大きさ(半分または4等分)に切って水に5~10分程度さらし(アク抜きのため)ます。米2合に対して、酒大さじ1と塩小さじ1を加え、2合の水加減に。水気を切った栗10~15個程度、だし用昆布(5cm角くらい)をのせて炊けば、栗ごはんの完成です! 炊き上がったら栗をつぶさないよう優しく混ぜ、お茶わんなどに盛りつけてくださいね。
渋皮煮・甘露煮・マロングラッセの違い
ところで、栗を丸ごと食べられる栗菓子の代表格といえば「渋皮煮」「甘露煮」「マロングラッセ」ですが、その違いについてご存知でしょうか? 大きな違いは、渋皮を残すか、キレイに取り除くか。その名の通り渋皮を残して甘く煮たのが「渋皮煮」、渋皮をキレイに取り除いて調理するのが「甘露煮」「マロングラッセ」です。「甘露煮」と「マロングラッセ」で仕上がりの違いがあるのは、調理工程によるもの。「甘露煮」は渋皮をむいた栗を一度ゆでてから砂糖やみりんなどで煮含めるのに対し、「マロングラッセ」はシロップで煮て冷まし、砂糖を加えてさらに煮る工程を何度も繰り返して艶のあるキャラメル色になります。 ※参考文献:一般社団法人 日本果樹種苗協会(果種協)ほか監修『図説 果物の大図鑑』マイナビ出版,2019、杉田浩一ほか監修『新版 日本食品大事典』医歯薬出版,2017、山本悦子・小谷一子・渡辺豊子共著『クッキング-Cooking-』光生館,2015
野村ゆき