ぼる塾 田辺さんオススメの焼き菓子「紅茶と合わせてほっこりした時間を」[FRaU]
食のスペシャリスト&グルメに精通する識者で構成される「FRaU Foodies」が、今イチオシの料理やスイーツなどをお届けします。今回は、“芸能界のスイーツ女王”ぼる塾の田辺智加さんが、福岡県にあるオーストリア菓子とパンの店の逸品をレコメンド。年末年始の集まりで楽しんでほしいと言います。
福岡で30年、オーストリアの お菓子とパンが楽しめる人気店
今回、田辺さんがオススメに挙げたお店は「ベッカライ&コンディトライ・サイラー」。 「福岡にあるオーストリアのお菓子やパンがあるお店です。サイラーといえば、『プレッツェル』というほど福岡で有名です」 「サイラー」は、オーストリアで1913年から代々続く老舗のパン屋さん。店主のアドルフ・サイラーさんは、ここで15歳からパン職人として働いていました。家業を引き継ぐことが当たり前のオーストリアでは自然の流れでした。 1984年、オーストリアのお店を弟に引き継ぎ、単身日本へやってきます。そして、1994年に福岡で「ベッカライ&コンディトライ・サイラー」をオープン。 その後、長野オリンピックではオーストリア選手団に、日韓ワールドカップではカメルーン代表チームにパンを焼くなど、幅広く活躍されています。
「サイラー」では、毎日おいしく食べられるパンを種類豊富に用意。日本では馴染みの薄いオーストリアパンもあります。そのほか、旬の素材を使用したケーキや、チョコレートや洋菓子もラインナップ。見た目から楽しめるものも多く、店内は常に賑やかです。 「お店を訪れた際、プレッツェルは品切れで食べられなかったのですが、お取り寄せもあるとのこと。利用してぜひ食べてみたいと思います」
「プレッツェル」は、塩味と独特な風味でそのまま食べるのはもちろん、ビールのおつまみとしてもピッタリです。 「ダウアープレッツエル」は、そのプレッツエルよりも細くカリッ、サクッの食感が楽しめます。
さて、田辺さんが「サイラー」でオススメというのが「ホルツハッカー」。聞き馴染みのない名前ですが、一体どういうものなのでしょうか。 「バウムクーヘンなのですが、バターの香りと共にスパイスの香りが食欲をそそります」 伝統菓子の代表格・バームクーヘンをお手軽サイズで提供しています。ひと口大で食べやすいので、小腹が空いたときなどにもパクッと食べられてうれしいですよね。 そして、田辺さんが言うように、パッケージに記載されている材料の中には香辛料の文字があり、これがホルツハッカーの最大の特徴といえます。カルダモン、ナツメグ、レモンパウダーのスパイスの香りとふんわりとした生地の食感がクセになります。 「紅茶と一緒に合わせると、より香りが広がりほっこりとしたひと時が過ごせます。年末年始の集まりにピッタリですよ」 プレッツェルのことで田辺さんが話したように、サイラーにはオンラインストアがあります。もちろん、「ホルツハッカー」も購入できます。