【バレー】視線はオリンピックの先へ 男子日本代表B 渡邉晃瑠&大宅真樹インタビュー
「人生を懸けて戦いたい」大宅真樹
――ネーションズリーグには異例の参戦でした 振り返ると、体感15分くらい帯同した、という感じ。かなり短いなかだったので、できた、できない以前に、ああいう場でプレーできたことがうれしかった、というのが一つ。自分の出来は振り返っていないので、あの場を楽しんだというか、一人だけポッと入って浮いてしまってもおかしくないところで、いかに試合中になじんでいくかを考えながら、トスワークやコンビについてはあまり気にせずやっていました。 ――代表でのプレー、という部分ではいかがでしたか? 選んでもらう立場なので、どうしようもないこともたくさんある。いかにもらえたチャンスを自分の手でつかみにいくかだと思っていました。今回、そのチャンスを少しでも与えてもらったことに対して、やりきることはできた。結果的に選考にはかからなかったですけど、自分がやれること、この1シーズン、クラブチームでもそうですし、一試合に懸けた思いというものもすべて出しきったという手応えはあります。今はこのチームで、公式戦ではないけれども試合をできる場があるので、そこで結果を残すことにフォーカスできています。 ――こちらではキャプテンも務めています 前田(一誠)さんが入る前は、自分が最年長なので指名されたと思うんですけど。リーダーシップを持ってできる選手が集まっているので、ほとんど苦労もせず(笑) キャプテンとしては何もせずとも、いいチームになっているのかなと思います。このメンバーの中では、ある程度経験を積んでいるほうなので、自分の経験を練習のなかで伝えていくこともそうですし、同じ目線、方向を向いてやっていくことが大事だと思うので、ここにいる全員が韓国での招待試合をどうとらえているのか。一人一人のモチベーションはわからないですが、少しでも、コートの中だけでも気持ちを一つにしていく、というのが今、自分が求められているところでしょうか。この大会を甘く見るのではなく、今後の代表もそうですし、それぞれのバレー人生にとって絶対にいい経験になると思うので。私自身、人生を懸けてしっかりやりたいと思っています。