TOTO清田徳明社長「売上高1兆円にとどまらない」 中国事業の現状「非常に厳しい」 My Vision
編集後記
清田社長に17代目としての重圧を尋ねると「今まいた種はこの先に向けたもので私の代で完結するものではない。先の人に見られているつもりで仕事をしている」。この言葉に激動の100年を乗り越えてきた老舗企業の自負を感じた。衛生的で節水など環境負荷をかけないトイレは世界を驚かせた日本の技術で、多くの国で需要があるはずだ。今夏、30代に訪れたことのある彦根城に再び妻と出かけた。その際「階段はこんなに鋭角だったのか」と体力の変化に驚いたそうだが、趣味の城めぐりに没頭できるのはもう少し先になりそうだ。(経済部長 小川真由美)