森下龍矢「花を咲かせてくれたクラブ」古巣・グランパスに感謝 ポーランド1部で活躍、次の目標は「日本代表のピッチに」
名古屋グランパスから今冬、ポーランド1部レギア・ワルシャワに完全移籍したDF森下龍矢(27)が27日、静岡県袋井市で中学生向けのサッカー教室「本気塾」を開いた。グランパスへの感謝を語るとともに、今後の目標も掲げた。 いつもの笑顔に、充実感があふれた。自身の地元で始めた教室も3年連続の開催。今季はアタッカー起用され、すでに17試合4得点2アシストの数字を残し、完全移籍に移行した。「ポジションも変えられた中、自分らしく実直にやれて。誰かから与えられたものじゃなくて、(完全移籍を)自分でつかみ取れたところが自信になっている」と胸を張った。 プロへの道を開いた鳥栖が種まきなら、グランパスは「花を咲かせてくれたクラブ」。コロナ禍でプロ入りしたため、応援歌を作られたのはグランパスが初めて。「ファンのために頑張りたいって思えた」と振り返る。加えて「健太さん(長谷川監督)のサッカーに大学時代から憧れていて。疾走感を体現できたのがうれしかった」と主力として過ごした2年間は得難い経験となった。 次なる目標は、ビッグクラブへの移籍と再びの代表選出。「僕をこの年齢で買い取ったということは、買い取った金額よりも高く売れると思ってのこと。自分自身ステップアップして、日本代表のピッチに立ちたい」。野望をかなえ、子どもたちの目標となる。
中日スポーツ