就職面接で聞いておくと、入社後に後悔しない「6つの質問」
就職のための面接を受けているとしましょう。あるいは、ちょうど新しい仕事のオファーを受けたところかもしれません。 あなたは、この仕事に関しては自信があります。話が終盤に差しかかったところで、面接を行なっている、将来の上司になるかもしれない人から、あなたはこう聞かれます。「何か質問はありますか?」 こういうとき、どうすれば、将来の上司に関することを、その本人の口から直接、うまく聞き出せるのでしょう? 今度は、あなたが面接する側に回る番です。楽なタスクではありません。あなたはまだ、品定めされる立場にあり、それはよくわかっています。 けれども同時に、将来の上司の価値観がどのようなものなのかを知っておきたいとも思っています。 そんなときに的を射た質問ができれば、さらにいい印象を相手に与えると同時に、この人といっしょに働くのはどんな感じなのかを、十分な情報を基に判断できます。 以下は、面と向かって聞きづらいけれども、その職場があなたに適しているかどうかを知るのにきっと役に立つ質問集です。
1. あなたのマネジメントスタイルを物語る実例があれば、教えてもらえますか?
「あなたのマネジメントスタイルはどのようなものですか?」という質問から、意味のある答えが得られるとは思わないほうがいいでしょう。 「あなたの長所は? 短所は?」という困った質問を思い出してください。その人の特性をつらつらとリストアップされたところで、それを鵜呑みにすることなんてできません。 ポイントは、あなたが求めている内容を裏づける「実例」を聞き出すことです。 まさにあなたが求めているような労働環境をつくったという実例を挙げられるのなら、その将来の上司には期待が持てます。 反対に、もし自身のマネジメントスタイルをポジティブに物語る実例を挙げられなかったら、入社後にそれがどんな影響を与えるのかについて、よく考えましょう。
2. 部下の仕事ぶりが思わしくないときは、どう対処していますか? 実例はありますか?
先ほどの質問で、その人のマネジメントスタイルがよくわかる答えが得られなかった場合には、もっと突っ込んだ質問をぶつけてみましょう。 どのようにして建設的なフィードバックを部下に与えているのかを、その人はくわしく説明できますか? その人の口調には、押し殺した怒りが垣間見えていませんか? もちろん、どんな面接であっても、「信頼できない語り手」という問題に直面します。 ですが、その人の上司ぶりがわかる具体的な例を質問することで、うまくいけば、あなたにとって望ましい「上司と部下の関係」が築けそうかについて判断しやすくなるでしょう。