年末年始も営業中!自然のなかでアートな気分を満喫…天然温泉の足湯、映えスポットも!箱根の『彫刻の森美術館』に佐久間みなみアナが行ってみた
年末年始も近づき、どこかへ旅したいな、という気分の方も多いのでは? 日本のアートや文化を海外に向けて英語で紹介するTokyo Art Vibes∞のナビゲーターを務める佐久間みなみアナウンサーは、箱根にある『彫刻の森美術館』に行ってきました。 【写真】佐久間みなみが足湯でほっこり!『彫刻の森美術館』を満喫する写真をみる 神奈川・箱根にある彫刻の森美術館は日本初の野外美術館。佐久間アナがここを訪れるのは初めてで、このロケをとても楽しみにしていました。 この美術館の醍醐味は、何と言っても敷地が7万㎡と広大で、世界に名だたるアーティストの作品を約120点も見られるところです。 まずは野外ならではの巨大作品からいくつかご紹介しましょう。
佐久間みなみ、スポーツキャスターの血が騒ぐ?
実に25トン以上の大理石を使った「偉大なる物語」は“芸術のノーベル賞”とも称される世界文化賞を2002年に受賞したイタリアのジュリアーノ・ヴァンジさんの作品。大理石の白さが背景の山々と芝生のグリーンに引き立っています。 カラフルなドレスを来た黒人女性が大地を踏みしめて、どっしりと立っている姿が印象的な女性像は「ミス・ブラックパワー」。2000年の世界文化賞受賞者であるフランス人作家、ニキ・ド・サン・ファールさんの作品で、女性自身による女性賛歌を表していると言われています。高さ5メートルで、佐久間アナが小さく見えます。 思わず同じポーズを取りたくなる巨大な頭は「嘆きの天使」。植物のアフロヘアを冠した天使は、泉に横たわって涙を流していますが、顔の表情は穏やかで、微笑んでいるようにも見えて不思議です。ここで写真を撮る多くの方が笑顔なのもうなずけます。 この美術館には、他にも同じポーズをしてしまいたくなる作品がたくさんあります。佐久間アナが惹かれたのが「ボクシングをする二匹のうさぎ」。スポーツキャスターならでは?の力の入ったパンチです!
独特の輝きを放つ「幸せをよぶシンフォニー彫刻」は必見
そして、囲いのロープがなかったら“同じポーズ写真渋滞”が起こりそうなのが、手足を思い切り伸ばし、大地の腹ばいになった人物像「密着Ⅲ」。 2013年に世界文化賞を受賞しているイギリス人のアントニー・ゴームリーさんが自身の体で型を取り、1トンもの鉄で鋳造した作品です。「人間の肉体は地球の一部である」というのが彼の哲学ですが、確かに、重力に身を委ねて、ドーンと地面に這いつくばったら、自分も自然の一部だと感じられそうですね。 「かわいい!目玉焼きのベンチです!」と佐久間アナが目を輝かせたのが、座ってもよし、靴を脱いで寝転がるのもよし、飲食もOKの休憩どころ。このアートは映えスポットとしても、お子さんにも大人にも大人気。腰掛けてみると木陰にもなっていて、佐久間アナも「落ち着きますね~」とくつろいでいました。 彫刻の森美術館と言えば、足を運んだことがなくても、写真やテレビコマーシャルで「見たことある!」という方も多いのでは、というのが、ステンドグラスのタワー「幸せをよぶシンフォニー彫刻」。フランスを代表するステンドグラス作家のガブリエル・ロアールさんの作品です。 タワーの中に入った途端、「うわ~、きれいですね!」と佐久間アナは感嘆の声をあげました。それもそのはず、ただのステンドグラスとは違い、分厚いガラスを槌(つち)でたたいて割った破片で作っているので、差し込む光が複雑に屈折し、独特な輝きを放っているのです。 しかも、ステンドグラスは円筒形になっていて、見上げると、真ん中にらせん階段があり、見たことのない景色を作り出しています。佐久間アナも狭い階段を上ってみることにしました。「高さが18メートルあります。ちょっと怖いけどきれい!」 480枚もの見事なステンドグラスを眺めながら階段を上りきると、頂上は展望台になっていて箱根の山々を見渡せます。「上る価値ありますよ」と佐久間アナも満足気でした。