日本代表・比江島慎「僕は最後のつもり」アジア杯予選Window2で次世代へ“バトンタッチ”の意向
■「冗談かと…」驚きのキャプテン任命
11月13日、今月末の「FIBAアジアカップ2025予選Window2」へ向けた直前合宿を行っているバスケットボール男子日本代表(FIBAランキング21位)のメディアデーが開催され、比江島慎(宇都宮ブレックス)が今Windowをもって代表活動を“一区切り”とする意向を表明した。 トム・ホーバスヘッドコーチ体制では、富樫勇樹と渡邊雄太(ともに千葉ジェッツ)がキャプテンを務めてきたが、パリ五輪後の再始動となる今回の活動へ向けて、指揮官はチーム最年長の比江島にキャプテンを託すと発表。中学以来のキャプテンだという比江島は、「(ホーバスHCに)会った瞬間にキャプテンと言われて。冗談だろうなと思ったんですけど…」と、慣れない肩書に笑みを浮かべつつ奮闘中。「富樫とか雄太みたいなキャプテンは無理かもしれないですけど、経験があるので、色々なアドバイスをできればと思いますし、キャプテンらしくというか最年長らしく、これからもプレーで見せていけるように意識していければと思います」と意気込んだ。 また、パリ五輪前から話題となっていた代表キャリアについても、胸に抱いている思いを自らの言葉で明かした。いまなお宇都宮ではチームの主力として活躍しているが、日本代表としては、「僕がこのまま続けて若手や次の世代の選手が経験を積めないより、どんどん経験させて、次の世代が僕らを超えていくほうがいいかなと考えていた」と、かねてからパリ五輪を集大成に位置づけていたと説明。パリ五輪後にはトム・ホーバスHC続投決定前に電話で会話したといい、その内容について次のように明かした。 「色々話をさせてもらって。パリオリンピックでは不完全燃焼で終わってしまった。次のWindowが宇都宮であるということで、自分の気持ちとしては次のWindowも参加したいというところをお話しました。その先のワールドカップとかオリンピックまでは考えていないということも話しつつ。それでも参加していいという許可が出たので。他にも話はしましたけど、そこを主に話しました」