Windows 11にアップグレードできない古いノートパソコンをChromebook化して快適にする技
そこで今回は、筆者が8年前に購入した「Dell XPS13(9350)」をChromebook化してみます。このノートパソコンは第6世代Corei7-6560Uでメモリは8GBですが、ChromeOS Flexの認定モデルリストには乗っていません(XPS13の9300や9310などはリストにアリ)。果たしてChromebook化できるのでしょうか? ちなみに、ChromeOS FlexはChromeOSとほとんど同じ機能を持っていますが、AndroidアプリやGoogle Playをサポートしていません。また、Parallels Desktopを使用するWindows仮想マシン(VM)の実行をサポートしないなどの違いがありますので、詳しくはChromeOS Flex公式サイトでご確認ください。
まずはChromeOS FlexのUSBインストーラーを作成する
今回試用する「Dell XPS13(9350)」は、認定モデルリストになかったので、不具合が出る可能性もあります。そこで、いきなりWindows OSを消去してChromeOS Flexを上書きせず、USBメモリからBOOT(起動)させて「ChromeOS Flex」を試用することにしました。 そのためには、ChromeからChromebookリカバリユーティリティを使用し、USBメモリにインストーラー(BOOTメディア)を作成しましょう。 まず、ノートパソコンに余計なストレージを接続せず、8GB以上のUSBメモリだけを挿します。もちろん、USBメモリ内のデータはすべて消去されてしまうので、大切なデータは事前にバックアップしておくこと。次に、ノートパソコンでChromeを開き、chromeウェブストアで「Chromebook リカバリ ユーティリティ」を探してChromeの拡張機能に追加します。 そして、Chromeの拡張機能から「Chromebook リカバリ ユーティリティ」を起動すると、「Chromebookのリカバリメディア作成」画面が表示されるので「始める」を押しましょう。「Chromebookの識別」画面では、メーカーを選択で「Google ChromeOS Flex」を、製品を選択で「ChromeOS Flex」を選択します。 あとは、インストール先にUSBメモリを指定してリカバリイメージを作成するだけです。作業は10~15分程度かかりますが、「リカバリメディアの作成が完了しました」と表示されればOKです。