【実録】車を擦り修理費は「約30万円」に! 保険対応で修理したけれど、“この先の保険料”は何円上がってしまう?「等級と保険料」について解説
車を何年も運転していれば、車体に傷をつけてしまうこともたまにはあるでしょう。 しかし、何十万円もの修理費がかかる傷を負うことは、めったにない経験かもしれません。筆者はこのたび修理費が約30万円かかる傷を作るという体験をしたので、修理費用と保険料について本記事にまとめます。 ▼ガソリンスタンドで「タイヤが消耗していて交換しないと危険」と言われた! すぐに換えるべき? 交換時期の目安についても解説
すれ違いできず左車体に傷
筆者が乗っていたのは7人乗りのトヨタ・エスクァイアで、相手は道路脇に停まっていたトラックでした。すれ違おうとしたところ車幅を見誤り、トラックの荷台金属部分に自分の車の左側面を擦ってしまったという自損事故です。トラックには傷1つなかったのが、不幸中の幸いでした。 傷は線状で、車体左側のスライドドアからクオーターパネルにまたがって30~40センチメートルの長さがありました。素人目に見ても数十万円の修理費用がかかることは明らかで、冷や汗をかいたものです。
修理費約30万円の見積もり内容
ディーラーに駆け込んだところ、出された修理見積もりは図表1のとおり33万7348円でした。高額になった原因は、傷の範囲が広いこと、各種部品を取り外したうえでの作業が必要だったことです。
<図表1> ディーラーの見積書(2024年3月時点)をもとに筆者作成 車は、ディーラーが提携する板金工場へ送られて修理されます。ちょうど車検時期と重なり車を約3週間も預けることになったのですが、その期間の代車は保険会社とディーラー双方のサービスにより無料となりました。
自動車保険の等級と保険料
修理費用が高額となってしまったため、任意で加入していた自動車保険を適用しました。自動車保険を適用するとその場での修理代は0円になるのですが、後々納める保険料が値上がりすることになります。 自動車保険の保険料は等級により変わり、等級は契約の更新時期ごとに定められます。一般的には6等級から始まり、事故がなければ等級が上がり、事故を起こすと下がるという仕組みです。等級が大きいほど優秀なドライバーと考えられ、割引率が大きくなり保険料が安くなるのです。 当時、筆者の車は16等級(事故なし)だったのですが、事故が「3等級ダウン事故」と保険会社に認定されたため、次の契約更新時は3等級下がった13等級になることに決まりました。等級は翌契約年から1年に1つずつ上がり、3年かけて元の16等級に戻る予定です。
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