1個から手作業で!オーダーメードの箱をリーズナブルに実現 祖父から受け継ぐ喜ばれる「箱」作り【秋田発】
「より良い商品を届けたい」
社長就任から8年。新型コロナの感染拡大で仕事が減り、経営が危機に直面したときもあったが、最近になって始めたSNSが武石さんのやりがいにつながっている。 武石さんは「本当に大変だった、新型コロナのときは。社員に週に何日も休んでもらったり、全然仕事がない状態で、そんな時にインスタで集客ができたので、少しずつ盛り返してきている」と話す。 SNSで店の情報の発信や注文の受け付けを始めると、口コミや客同士のネットワークによって全国から注文が入るようになった。「ふたを開けるときの『何が入っているんだろう』という客のドキドキとかが分からなかった。『物が届きました』という投稿が見られる。直接ラストユーザーの喜びが見られるのがすごくうれしくて、もっと頑張ろう、もっときれいな箱作ろうという励みになる」と武石さんは語る。 週末は各地で開かれるイベントに足を運び、営業活動にも精を出す武石さん。会社を継ぐときに抱いていた不安や葛藤はなくなり、今は「より良い商品を届けたい」という思いが大きくなっている。 武石さんは「何より客が喜んでくれていることが一番うれしい。箱を作ってみたいという気持ちがあるのなら、いつでも気軽に連絡してもらえれば、DMでも電話でもいつでも大丈夫です」と話した。 箱を開ける瞬間のワクワクする気持ちを多くの人に。オーダーメードの箱屋さんとして、武石さんの奮闘はこれからも続く。 (秋田テレビ)
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