狛江市長がセクハラ疑惑で会見(全文1)圧迫面接で、調査結果が出された
東京・狛江市の高橋都彦(くにひこ)市長をめぐるセクハラ疑惑で、高橋市長が21日午後3時から記者会見した。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【中継録画】セクハラ疑惑の東京・狛江市長が記者会見 」に対応しております。
調査結果への疑問
高橋:それでは、まず私のほうから話をさせてもらいたいと思います。18日の臨時庁議が単なる調査報告の場ではなくて、当日、朝の副市長との打ち合わせにも話として出てこなかった、まったく抜き打ち的な辞任要求的な話になるということには、まず驚きましたけれども、ちょっといささか芝居がかった話にはあきれもし、すぐにコメントを出すにはどうかなというようなことでありましたので、本日になってしまったものであります。 2人の発言には幾つかの拭いがたい疑問点があります。幾つかの疑問点について明日の庁議以降、正していきたいというふうに思っています。本来の調査目的から外れて、調査の目的が私の辞任の要求を迫る、そういうような調査内容になってしまったということについては、私も事前に聞かされていなくて、大変遺憾に思っているところであります。今回の調査の発端になりました3月の初めに、私に対して職員のほうから共産党が配った情報公開請求の黒塗りの文書を見て、もしこの記述の内容からして、自分のことではないか、自分のことであれば言っていないことが書かれている。そういったことについては、今回初めてそれが認知されて、調査の対象になったということはいいことだというふうに思っています。 ただ、その調査の目的もあるんでしょうけれども、どこどこを触られたよねっていう圧迫面接に近いような話が、3回繰り返されたそうであります。なぜ3回も繰り返して、言ったよね、言ってません、言ったよね、言ってません、言ったよね、言ってません。なぜ3回も繰り返されなければいけない調査であったのか。それでは要するに、報告をしたとする人物についても同じように圧迫が加えられたのか【というと 00:03:19】そうでもないというふうに思わざるを得ないわけであります。それは職員として一般職員だからか、嘱託職員との違いだからか、あるいは管理職であるか、一般職員との違いなのか。あるいはもっと別個の理由があってのことなのか。そこら辺りをやはり解明する必要があるのではないかなと思います。 今回の調査結果について、私としてどう受け止めるかという意味においては大事なことであります。そして、直接にこの申し立て者から、ハラスメントの相談員に直接問うたところ、とっさの反応として言っちゃったかもという言葉が出たそうであります。普通、正直な感想として、言っちゃったかもというのは実際にそういうふうな発言をしたんだと思いますけど、つまり、聞いてもいないことを言ってしまったのかもしれないという意味に取るのが常識ではないかなと思います。 それでは、その言ってしまったかもという、かもしれないということについて、今回の調査できちっと調べられたのかどうか。その辺も不明であります。一方には、圧迫質問が行われ、一方にはすんなり今回1人、加えられた人も含めて、調査結果が出されて、その調査結果というのは、要するに両方の言い分に齟齬があるという結論には至らないものになっています。では、当事者同士を向かい合わせれば、結論というのは、はっきりと出たのではないかなと思いますけれども、それはやられていません。それがなぜなのかということも1つ、私には疑問に思う点であります。