ヘイト禁止処分の男性演説で調査 川崎市、条例違反かどうか
在日クルド人に対するヘイトスピーチをしたとして、さいたま地裁からデモ禁止の仮処分を出された神奈川県の男性らが15日、川崎市のJR川崎駅前で街頭演説した。演説に反対する市民ら約100人が「差別扇動はやめろ」と抗議。市は、ヘイトスピーチ禁止条例に抵触する発言がなかったか慎重に調べている。 演説には男性の他、別の政治団体の関係者らも参加。演説の中では抗議する市民を「日本人ではない」とし「民度が低い」「ここは日本人の土地」といった発言もあった。 条例は日本以外にルーツを持つ人に対し、居住地域から退去させることを扇動する言動を禁じており、刑事罰がある。