「解放された」レアル移籍で自身の心境を告白するエムバペ…。「プレーできないと確信していた」と意味深発言も。
サッカーフランス代表のキリアン・エムバペは、現地時間3日、パリ・サンジェルマン(PSG)を退団しレアル・マドリードへの加入を正式に発表した。スペインメディア『MUNDDEPORTIVO』は、PSGからマドリーに移籍した心境について語る意味深なコメントを現地時間4日に報じている。 PSGとの契約が今年6月30日に満了することで、来季の去就が注目されていたエムバペ。先月10日に自身の公式SNSで今季限りでPSGを退団することを発表していた。そして、以前から関心が伝えられていたスペイン王者と正式に契約を結ぶこととなった。同メディアは、エムバペがマドリーに移籍した心境について語るコメントを次のように報じていた。 「このニュースは誰もが知っている。正式な発表だ。私は今後5シーズン、マドリーの選手になることになった。非常に嬉しいし、夢が叶ったことになる。とても嬉しくて、解放された気分だ。とても誇りに思っている。私がずっと夢見ていたクラブであり、この素晴らしいクラブに行くという事実にとても興奮している」 また、古巣PSGについては、「PSGでは不幸ではなかった。そうだとしたら、自分を育ててくれた手に噛みつき、僕を擁護してくれた人たち全員に唾を吐きかけることになる」と述べた上で、「しかし、私を不幸にする物事や人達がいた。誰にも望まれない瞬間があったんだ」と語り、次のような意味深のコメントを残している。 「昨季いつもとは異なる考えでシーズンに臨んだ。なぜなら自分はプレーできないと確信していたからだ。それを面と向かって、暴力的に言われたこともある。ルイス・カンポスとルイス・エンリケが私を救ってくれた。それが真実だ。彼らがいなかったら、私はピッチに足を踏み入れることができなかっただろう。 エムバペは契約更新を拒否したことにより、PSGのナーセル・アル=ヘライフィー会長との関係が崩壊していたと言われている。フランスメディア『Le Parisien』は、「クラブに近い関係者は、エムバペには品格がない、暗に批判したことは会長も快く受け止めていないだろうと語っていた」と、移籍後に残したコメントは、会長を暗に批判したものだと伝えていた。
フットボールチャンネル編集部