木村哲也厩舎のプラス条件、マイナス条件を紹介 「ルメール騎手×芝未勝利」は勝率52.8%
木村哲也調教師のプラス、マイナス条件
2024年11月24日に東京競馬場でGⅠジャパンCが開催される。今年は世界各地から超豪華メンバーが集結した。 【ジャパンカップ2024 推奨馬】能力&末脚はメンバートップ! 3つの複勝率100%データを持ち信頼度◎(SPAIA) ディープインパクトのラストクロップであり、GⅠ・6勝のオーギュストロダン、今年のキングジョージ6世&クイーンエリザベスSで後の凱旋門賞馬ブルーストッキングを下して勝利したゴリアット、ドイツダービー馬ファンタスティックムーンといった海外の強豪馬を、上がり32.5の豪脚で天皇賞(秋)を制したドウデュースや今年の二冠牝馬チェルヴィニアといった日本の精鋭たちが迎え撃つ構図となっている。 そんなジャパンCで人気を集めると予想されるのがチェルヴィニア。2:24.0という好タイムでのオークス制覇、54kgという軽斤量、東京芝2400mで無類の強さを誇るC.ルメール騎手とのコンビなど、魅力あふれる一頭だ。 そこで今回は、チェルヴィニアを管理する木村哲也調教師の「プラス条件、マイナス条件」を調査する 。なお、データは2019年11月23日~2024年11月17日の過去5年分を参照する。
夏の2歳戦では無類の強さを発揮
<木村哲也厩舎のプラス条件> C.ルメール騎手×芝未勝利戦【19-2-5-10】 勝率52.8%/連対率58.3%/複勝率72.2%/単回収率102%/複回収率91% 北村宏司騎手【21-15-16-121】 勝率12.1%/連対率20.8%/複勝率30.1%/単回収率107%/複回収率86% 2歳戦×7~9月【15-4-9-10】 勝率39.5%/連対率50.0%/複勝率73.7%/単回収率145%/複回収率102% 新潟芝【16-5-12-33】 勝率24.2%/連対率31.8%/複勝率50.0%/単回収率182%/複回収率112% まずは「プラス条件」について見ていく。 木村厩舎を語る上で欠かせないのがルメール騎手。イクイノックスでGⅠ・6勝、チェルヴィニアでGⅠ・2勝を挙げている。特に好走率が高いのが芝の未勝利戦。11月17日時点で、該当馬は9回連続で馬券内に好走しており、単回収率は102%とプラス域だ。芝未勝利戦での起用は勝負気配が高いと判断して良い。 また、北村宏司騎手との相性も良く、全体成績は【21-15-16-121】単回収率107%とプラス域。こちらは新馬戦での回収率が優秀で、【7-3-2-15】勝率25.9%、単回収率158%を記録している。さらにダートの新馬戦に限定すると【2-0-1-3】複勝率50.0%だ。 ほか2歳戦では7~9月だと【15-4-9-10】で勝率39.5%、単回収率145%をマーク。レガレイラやチェルヴィニアがこの条件でデビューしており、早期デビュー組の信頼度はかなり高い。来年の夏まで覚えておきたい。 競馬場別の成績では、函館、福島、新潟の3場・芝コースで単回収率100%オーバーを記録。内訳を確認すると、函館芝【2-3-2-13】単回収率143%、福島芝【6-1-6-26】同121%、新潟芝【16-5-12-33】同182%となっている。 特に新潟芝では、先ほど触れた北村宏司騎手との相性がよく、【4-1-3-6】勝率28.6%、単回収率225%、複回収率145%と妙味たっぷりだ。