【40代、50代のための幸福学】幸福度は数値化できる!じゃあ、私の幸福度って何点くらい?
「健康診断のように、自分の幸福度も数値化できます」とは、幸福学の第一人者、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授の前野隆司先生。セルフチェックによって、幸せに必要な要素の過不足を客観的に知ることは、幸福への第一歩にもなるそう。さてあなたの場合は?
ディーナーの人生満足尺度を使って、現状の「幸福度」を測ってみよう
――前野先生が研究する幸福学では、健康と同じように幸せも、正しい知識を得て実践していくことでつくることができる、というお話でした。では、今の自分はどのくらい幸せなのか、健康診断のように具体的に測ることもできますか? もちろん。幸福学では、自身の人生の幸福度を採点して、可視化することが可能です。現状の自分を把握するのは、とても大事なことなんですよ。 ――ぜひ知りたいです! おすすめは、「幸福学の父」と呼ばれたエド・ディーナー博士の「ディーナーの人生満足尺度」を使ったセルフチェックです。5つの質問の回答の合計から人生満足度を測ろうというもので、幸福を測る研究のほか、心理学や精神分析学などの幅広い分野で使われています。読者の皆さんも、ぜひ一緒にやってみてください。
【ディーナーの人生満足尺度】
次の質問について、「まったく当てはまらない」から「非常に当てはまる」の7段階で回答を。 ①ほとんどの面で私の人生は理想に近い ②私の人生はとても素晴らしい状態だ ③自分の人生に満足している ④これまで自分の人生に求める大切なものを得てきた ⑤もう一度人生をやり直せるとしても、 ほとんど何も変えないだろう ・まったく当てはまらない……1点 ・ほとんど当てはまらない……2点 ・あまり当てはまらない……3点 ・どちらともいえない……4点 ・少し当てはまる……5点 ・だいたい当てはまる……6点 ・非常に当てはまる……7点 ★合計点 点 ・31~35点……非常に人生の満足度が高い ・26~30点……人生の満足度が高い ・21~25点……やや人生に満足している ・20点……どちらともいえない ・15~19点……やや人生に満足していない ・10~14点……人生の満足度が低い ・5~9点……非常に人生の満足度が低い