中国新設承認 製鋼プロジェクト 電気炉のみ 1―6月「脱炭素化の転換点」
【上海支局】フィンランドの研究機関のエネルギー・クリーンエアー研究センター(CREA)が11日に公表した中国鉄鋼産業の脱炭素化についての報告書によると、中国の2024年上半期に承認された710万トンの製鋼プロジェクトのうち、すべてが石炭を使わない電気炉(EAF)プロジェクトだった。政府が2020年9月に脱炭素に関する2つの目標「双炭」を発表して以来、初めて石炭ベースの製鉄プロジェクトの新規許可がなかったとし、「脱炭素化の潜在的な転換点となった」と強調した。