銀行にお金を預けるよりも「投資した方が良い」と聞きますが、銀行にお金を預けたときの利子って1年間でどれぐらいなんでしょうか?
多くの方が、銀行にお金を預けているはずです。もっとも、現代社会では、銀行に貯金を預けているだけではお金は増えず、中には今ある資産を増やすために投資を検討している方もいるでしょう。 本記事では、銀行に預けているお金につく利子と、投資の種類を紹介します。 ▼タンス預金していた現金を銀行に預ける場合、「税金」の支払いは発生するの?
銀行に100万円預けた場合の1年間の利子
ここでは、大手銀行3社における普通預金の金利を例として、100万円預けた場合の1年間の利子を計算していきます。 表1
出典:各銀行公式サイトを基に筆者作成(2024年8月現在) 金利が0.02%の銀行に100万円を預けると、1年間で200円の利子がつきます。1000万円預けても年間で2000円にしかならないので、銀行にお金を預けておくだけでは効率的に資産を増やせないといえるでしょう。
資産を運用して増やす「投資」について
投資とは、利益を得るために自分の持っている資金を投じることを指します。例えば、投資信託や株式などを購入して利益を得ようとする行為が投資に該当します。 銀行の預貯金の金利は低くても利益が確約されているのが特徴です。一方、投資は利益が確約されておらず、投じたお金も確保されず、元本割れのリスクがあります。投資はリスクが大きい分、預貯金よりも大きなリターンを得られる可能性があるでしょう。
金融商品の種類と特徴
ここでは、金融経済教育推進機構の資料を基に、投資に関連する金融商品の種類と特徴を紹介します。自分で資産を増やしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。 ■株式 安全性は低いものの、大きな収益性が期待できるのが「株式」への投資です。株式とは、株式会社が運営資金を収集するために発行するものです。投資家たちは、証券市場を通して会社の株式を購入し、株式を購入した会社が大きく成長すれば配当金などを受け取れます。 株式投資では、値上がり益を狙って短期的な売買をして収益性を高める人もいれば、配当金や株主優待などを狙って長期投資を行う人もいます。 株式は大きなリターンが見込めますが、投資した会社が破綻するリスクもあるため注意が必要です。 ■債券 「債券」とは、国や地方公共団体、会社などが発行している借用証書のようなものです。債券を購入すると、満期時にお金を受け取れます。収益性はそれほど高くはありませんが、比較的安全性の高い投資といえるでしょう。満期時に受け取れる金額や利子などの条件は、事前に決められています。 ■投資信託 「投資信託」とは、複数の投資家たちから資金を調達した資産運用のプロが、集めた資金を利用して投資・運用をするものです。運用の結果生まれた収益を、資金を提供してくれた投資家たちに還元します。株式や債券、不動産などさまざまな商品を組み合わせて分散投資しているため、種類やパターンが豊富で、リスクやリターンも商品によって大きく異なります。