「侍ジャパン」のエース格として期待の巨人・戸郷…「まっすぐが走って、だいぶ良い状態」
野球の国際大会「ラグザス プレミア12」に出場する日本代表「侍ジャパン」は6日、宮崎市内での事前合宿を打ち上げた。代表のエース格として期待されている巨人の戸郷は「(良い)結果を求めてチームの世界一に貢献したい」と改めて意気込みを語った。
最終日はキャッチボールなど軽めの練習メニューで調整。4日にブルペンで35球を投げた際は「まっすぐが走っていて、だいぶ良い状態だった」と好感触を口にしていた。9、10日に行われるチェコとの強化試合(バンテリンドームナゴヤ)で実戦登板する予定だ。
昨春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも代表入りし、優勝に貢献した。主要大会初選出のメンバーが多い中、戸郷は国際舞台の厳しさを知る貴重な存在。井端監督は「投手陣を引っ張ってほしい」と期待をかける。
戸郷は6年目の今季、初めて開幕投手を務め、各球団のエース級と投げ合いながら12勝(8敗)を稼いで、チームを4年ぶりのリーグ優勝に導いた。代表でも重圧のかかる試合の先発を任される見通しで、けん引役としての自覚を問われ、「投げる試合ではそういう(引っ張る)気持ちでいきたい」と誓いを立てた。