「なぜ売却したいのか」 USスチール買収で トランプ次期米大統領
【ワシントン時事】トランプ次期米大統領は6日、日本製鉄のUSスチール買収に関連し、「関税によってより高収益で価値ある企業になるのに、なぜ売却したいのだろうか」と述べた。 SNSに投稿した。バイデン大統領による買収阻止を批判し、容認するべきだったとする声に反論したとみられる。 トランプ氏は「かつて世界で最も偉大だったUSスチールが、再び偉大になろうと進むよう導くことは素晴らしいではないか」と強調。「それはすぐに起きる」と書き込んだ。 バイデン氏は先週末、買収計画の中止を命じた。日鉄とUSスチールは6日、中止命令などの無効を求めて米国の裁判所に提訴した。日米両国で中止命令への批判の声が出ている。トランプ氏は、買収計画への反対を表明していた。