「高値で売れる不用品/安値でしか売れない不用品」買い取り業者が明かす“意外な基準”。切手シート⇒数百万円、アンテイークロレックス⇒3000万円
タンスや押入れの肥やしになっている不用品。メルカリやヤフオクで売るのはめんどうだからと、捨ててしまうのはもったいない。家に眠っていたものが、思わぬお宝になることもあるという。 全国のスーパーやショッピングモール、ホームセンターの催事で、買い取りサービスを行うSTYLEの大野誠氏に実は高値で売れるもの、逆に売れないものを聞いた。 ⇒【写真】188万円で買い取られた「ロレックス デイデイト」
スーパーに持ち込まれた時計が3000万円に!
STYLEでは、一都三県と関西エリアを中心に、催事場での買い取りサービスを毎週60か所以上開催。ハイスペースで買い取りを行っているだけあって、さまざまなお宝が持ち込まれるという。 「最も高値で売れたのは時計で、アンテイークのロレックスが3000万円もの値がつきました。デイトナの型番4桁のものは中の備品が当時のままなら稀に海外で高値で取引されることがあります。 ほかにも、中国の切手シートが数百万円、宝石が800万円になったこともあります。もちろん、こういった高額の商品が持ち込まれることは稀ですが、たまにこういった超高額商品に出会えるのも買い取りのおもしろさのひとつです」 もっとも、普段、持ち込まれるものは数百円~数千円のものがほとんどとのこと。 「高値で売りたいというお客さまよりも、買い物ついでに不用品を売りたいという方が多いです。リピーターになっていただくと、高額の商品を持ち込んでくれることもありますね」
金歯に1万円以上の値がつくことも!
では、家に眠っていそうなもので、高値がつきやすいものは? 「定番なのは、ウイスキーやブランデーなどの古いお酒です。保存状態にもよりますが、山崎などの人気のブランドだと高値になりやすい。 あとは、シャネルなどのブランドモノのバッグです。限定品だと高値がつきやすいですが、たとえボロボロでも買い取りできるので、捨ててしまうなら相談したほうがいいですよ。私たちのような専門の業者であれば、修理して高く売ることができますから」 想像以上の値段で売れて驚かれるアイテムもあるという。 「買い取り金額を提示して、喜ぶお客様が多いのは金歯です。金価格の高騰で1万円を超える金歯が多い。売れるということを知らない方も多いですし、意外と高額にもなるので驚かれる方が多いんですよ」