ゾウ4姉妹、達筆書き初め 長い鼻で器用にヘビ描く 市原ぞうの国
市原市の動物園「市原ぞうの国」で4日、正月にちなんだ特別パフォーマンスが披露され、日本生まれのアジアゾウの4姉妹が、干支(えと)の書き初めや絵描きに挑戦した。会場に集まった親子連れら400人は「すごい」などと歓声を上げ、新年を祝うパフォーマンスを楽しんだ。 長女「ゆめ花」(17歳)は器用に鼻先で筆を握り、今年の干支の「巳」を書き初め。黒字でしっかりと書をしたためた後、ヘビのイラストを添えた。次女「りり香」(11歳)は緑色で「巳」の字をイラスト風に仕上げた。
三女「もも夏」(6歳)と四女「ら夢」(5歳)は、それぞれヘビのイラストを描いた。「もも夏」はイラストとともに「2025」の数字を書き、新年を祝った。「ら夢」はとぐろを巻いたヘビをかわいらしく表現した。 書とイラストはそれぞれ販売され、すぐに売れた。川崎市から来た小学5年、有川瑞記さんは「ゾウは賢くて絵が上手。特に、ゆめ花の書とイラストがよかった」と笑顔だった。 特別パフォーマンスは13日まで(8、9日は休園)。営業時間は午前10時~午後4時。問い合わせは同園(電話)0436(88)3001。