【パリ五輪】女子走幅跳・秦澄美鈴は決勝届かず涙「自分のベストの跳躍ができなかったので仕方ない」
◇パリ五輪・陸上競技(8月1日~11日/フランス・パリ)6日目 パリ五輪・陸上競技6日目のモーニングセッションが行われ、女子走幅跳予選B組に出場した秦澄美鈴(住友電工)は3回目の6m31(+0.4)が最高で組13位、A組と合わせた全体26位に終わり、決勝には届かなかった。 パリ五輪メダリスト&日本人成績をチェック! 3回の試技が終わり、坂井裕司コーチの元へ行くと、感情があふれ出た秦。「自分のベストの跳躍ができなかったので仕方ない」と肩を落とした。 予選通過記録は6m75。昨年自身が出した日本記録の6m97と比べれば、22cm短い。しかし、1回目は6m21(+1.6)を跳んだ後、2回目はファウル。3回目は1回目より10cm記録を伸ばしたが、通過記録には届かなかった。 予選通過記録を跳んだのはA組と合わせて4人のみで、決勝に進んだ全体12位の記録は6m59。今季ベストは6m72だっただけに悔やまれる。 22年、23年と世界選手権に出場。その経験を初の五輪につなげたかったが、「今回もダメだったか、という気持ち。本当に情けない」と話した。 「落ち着いて行けるかなと思ったけど、自分の跳躍を1本1本修正できたと思っている中でも記録につながらなかったので、全然冷静ではなかったのかな」。秦はそう振り返った。
月陸編集部