マカオ警察総局が大規模パトロール展開…オーバーステイの中国人5人発見
マカオ警察総局では、今年(2024年)6月22日から広東省及び香港の警察当局と合同でクロスボーダー犯罪に対する取り締まりを目的とした大規模作戦「落雷2024」を展開している。 同局が8月15日に発表した内容によれば、ここまで同作戦で1千回を超える抜き打ちパトロールを行い、延べ約1万2千人を動員して延べ2600ヶ所以上を巡回、延べ8万人以上を調査対象とし、うち700人以上を司法機関に送致。主な罪状は詐欺、窃盗、カジノ高利貸し、傷害、マネーロンダリングだったとのこと。
同局は15日午後10時から16日午前3時半にかけて、マカオ税関、治安警察局、司法警察局と合同で大規模パトロールを展開。マカオ半島及びコタイ地区にある多くのカジノ、ナイトスポット、サウナ、バー、エンターテインメント施設に対する立入検査とイミグレーション施設及び海上における検問を強化して臨み、2240人に対する調査を実施。34人(男24人、女10人)を詳細調査のため警察署へ移送し、このうち中国人(中国本土居民)5人(男4人、女1人)のオーバーステイが明らかとなり、治安警察局の入管部門に身柄を引き渡し済みとした。 このほか、税関がイミグレーション施設内で6件(たばこ、中古電池、中古パーツ)の対外貿易法違反を摘発したという。