飛込・18歳の池辺寛人「ノースプラッシュが自分の強み」 世界ジュニア選手権出場へ意気込み語る
インターハイの飛込競技で準優勝した大分県立別府翔青高校の3年・池辺寛人選手(18)が、世界ジュニア選手権の日本代表に選出。初めて日の丸を背負って出場する国際大会に向けて、意気込みを語ってくれました。 【写真を見る】飛込・18歳の池辺寛人「ノースプラッシュが自分の強み」 世界ジュニア選手権出場へ意気込み語る 池辺寛人選手は去年のインターハイで準優勝したほか、今年8月の日本選手権でも全体6位に入りました。 池辺選手: 「競技の魅力は、ダイナミックな動きから一気に小さな動きになり、強弱を一つの演技で披露するところです」 飛込は最高10メートルの飛び込み台と3メートルの飛び板を使い、わずか2秒と言われる空中での演技と入水の美しさを競います。 池辺選手: 「水しぶきが立たない入水=ノースプラッシュというのが自分の強みです。回転しているスピードのまま入水すると、まっすぐに入ることは絶対できないので、回転のスピードがある中でどうやって止めるかが大事になってくる」 普段練習している屋外プールが使えなくなる秋以降は、体育館に設置したトランポリンやマットで練習し、モニターも活用してフォームを確認しています。 池辺選手: 「自分の感覚で体がまっすぐになっていても、モニターを見たらちょっと腰が曲がっていることもあるので、入水時に一直線になるよう意識してやっています」 日本代表のジュニアヘッドコーチの経験もある茶木監督も池辺選手の実力に期待を寄せています。 (茶木康寛監督)「演技のダイナミックさや美しさが世界でも十分戦える選手だと思っています。ゆくゆくはオリンピックを目指して頑張ってもらいたい」 8月のパリオリンピックでは、同じ学年で須磨学園の玉井陸斗選手が日本勢初の銀メダルを獲得。インターハイでも圧巻の演技を見せました。 池辺選手: 「同級生であそこまでの成績を収めている人と戦えたことは、すごく貴重な経験になりました。今後は一緒の土俵で戦える選手になれるよう鍛えていきたい」 世界レベルの玉井選手に負けじと、池辺選手も難度の高い『前宙返り2回半、2回ひねり』という大技を習得し、初めての世界大会に挑みます。
池辺選手: 「一番は演技を変えないで世界にしっかりと自分を見てもらうことです。今までやってきたことを信じて練習通りのことをやるだけなんで、自信を持って飛んでいきたいと思います」 飛込の世界ジュニア選手権は、11月24日から12月1日までブラジルで開催されます。
大分放送