2024年の選挙を振り返る!選挙界の流行語の生みの親が選ぶ今年の漢字とは!?
JX通信社が行った「候補者を支持するうえでYouTubeを参考にした?」という調査では、石丸氏の支持層の半分近くの方が参考にしたのに対し、小池氏と蓮舫氏はそれぞれ1割と大きな差がでました。 一方、新聞は逆です。新聞を参考にした方は、蓮舫氏の支持層では5割いますが、石丸氏の支持層では2割ほどでした。 米重氏は「世代間の断層、 メディア接触の断層というものが、選挙の結果を分析する上でかなり重要な要素になってきている」と解説しました。
都市と地方のギャップが見えた自民党総裁選
9月の自民党の総裁選には、9人も立候補し、全国の自民党党員票の動向に注目が集まりました。 MC千葉「高市さんが徐々に伸びて、小泉さんが徐々に失速していったのは、どういう戦い方が関連していたのでしょうか?」 当初、小泉進次郎氏は圧倒的な知名度があり、本命候補でした。 しかし、小泉氏が掲げる、選択的夫婦別姓やライドシェアなどの政策は「党の支持層、党員が求めているものとギャップがあったというのは否めない」と米重氏は分析します。 一方、YouTubeチャンネルの登録者数が多い高市早苗氏は、YouTubeの中の検索ボリュームも1番多い状況でした。 自民党総裁選の党員票は、東京、神奈川、大阪などの大都市部では、高市さんがトップなのに対して、地方に関しては石破茂さんがトップのところが多いという結果でした。 米重氏は「都市と地方のギャップみたいなものが、最終的に高市さんと石破さんの間で表出をしたという点が非常に面白い選挙だった」と述べました。 MC千葉「ネットの影響は、やはり都市部の方が浸透しやすいのでしょうか?」 都市部では、隣近所の人を知らなくても、ネットを通じて地域の壁を越えて、いろいろな人とコミュニケーションを取っている人が多くいます。 「そういう人たちに対して、何か響く言葉や響く政策などを持っている人たちが、ネットでは有利な戦いをしてきているのではないか」と米重氏。「高市さんも、もしかしたらそういう部分の一端を担っていたんじゃないかと私は考えています」と語りました。