【鈴鹿8耐】青いスズキがサーキットに戻ってくる! #0 Team SUZUKI CN CHALLENGEの戦い振りに注目!!
マッソンはヨーロッパではヨシムラSERTの正ライダーであり、今年も開幕戦ル・マン24時間耐久で優勝の一翼を担っている。ブランクはあった濱原、ケガからの復帰戦になる生形と、それぞれの置かれている状況が違うと同時に求められることも、それぞれ違う。 「マッソンは、ベースとなっているGSX-R1000Rに乗っていますし、新しいアイテムに対しての評価を的確に判断してくれています。速さも持っているので頼りになりますね。濱原も鈴鹿では、特にスピードを持っていますし、どんなマシンも器用に乗ることができるので3人で走る耐久には向いています。生形くんは、マシンを開発していく上でいいセンサーを持っています。乗る度にタイムも上がってきているのでレースウイークには2人と遜色ない走りができるでしょう。また、自らのチームで鈴鹿8耐に参戦していたので、チーム全体をうまく機能させるために何が必要なのかを知っているので、その辺のアドバイスも期待しています。そんな生形くんに“ファクトリーチームは動きが違いますね”と言ってもらえたので自信にもなっています」(佐原氏) 生形は、ここ数年は自らのチーム、エスパルスドリームレーシングとして鈴鹿8耐に参戦し、4位に2度入賞している。だが、昨年は2度の転倒で大ケガを負い、今年も参戦権は持っていたが、チームとして参戦するには、様々な条件がそろわずにいた。そんなときにTeam SUZUKI CN CHALLENGEで参戦する話しが舞い込んでくる。 「エスパルスドリームレーシングとしてやりたい気持ちもありましたし、やって欲しいという方もいましたが現実的ではなかった。そんなときにTeam SUZUKI CN CHALLENGEで走るチャンスをいただくことができたのは感謝しています。個人的には、Team SUZUKIがレースに戻って来てくれたことが、すごくうれしいですし、そのプロジェクトにライダーとして加われたことは光栄ですね。レース界全体にとっても、カーボンニュートラルは無視できないご時世ですし、このプロジェクトを通して、多くの企業が感心を持っていて抱ければ一つの正解になると思います。レースは“走る実験室”と言われていますし、このプロジェクトを成功させて、来年、再来年と続けていければいいですね」(生形)