デアルマス、代表登録から外れる バレーボール協会で情報共有せず
日本バレーボール協会は9日、パリ五輪に出場する男子代表に今季初登録したキューバ出身のデアルマス・アライン(サントリー)をメンバーから外したと発表した。今夏の五輪には出られない見通し。関係者によると代表資格を満たしていなかった情報が、協会内で共有されていなかった。 国際バレーボール連盟(FIVB)規定では日本協会がFIVBに申請し、承認連絡が来てから2年後に代表でプレー可能になる。だが、元々の国籍での代表歴がないことや出生時に変更先の国籍があることなどの条件を満たすと期間が短縮される例外規定がある。 宮崎・都城東高出身のアタッカー、デアルマスは今年2月に日本国籍を取得。関係者によると協会には3月初旬、FIVBから例外に該当しないとの連絡が来ていたが、代表候補を選んだ同月中旬の強化委員会で伝達されていなかった。協会は「選手、関係者、ファンの皆さまにご迷惑をおかけしたことをおわび申し上げます」と謝罪した。