伝説の理想郷 蓬莱とは 盛岡・歴史文化館 屏風など43点紹介
もりおか歴史文化館の2024年度冬季企画展「蓬莱(ほうらい)図をよむ―描かれた理想郷―」は、盛岡市内丸の同館で開かれている。収蔵する二代狩野林泉(りんせん)筆の「蓬莱図屏風(びょうぶ)」を入り口として、伝説の理想郷・蓬莱の姿を読み解く。2月17日まで。 24年度最後の企画展で、古事記や日本書紀、竹取物語といった古典などの資料43点を展示。このうち二代狩野林泉が江戸末期ごろに描いたとされる縦約2メートル、横7メートル以上ある蓬莱図屏風に注目し、「蓬莱図」として岩山や浜辺に松竹梅や鶴、亀が遊ぶ様子が描かれる理由を考察、解説する。 開館時間は午前9時から午後6時(入場は5時30分)まで。入場料は、一般300円、高校生200円、小中学生100円。盛岡市内の65歳以上と小中学生は無料。休館日は第3火曜。問い合わせは同館=019(681)2100=へ。