「ガソリンが少ないほうが燃費はいい」と給油ランプが点灯するまでガソリンを入れない彼氏。万一のためにこまめに給油してほしいのですが、「燃費」はそこまで変わるのでしょうか?
ギリギリまで給油しないことのリスク
ガソリンが切れるギリギリの状態で走行を続けることには、さまざまなリスクがあります。 例えば、高速道路や山道を運転していると、なかなかガソリンスタンドが見当たらないこともあるでしょう。 特に夜間はガソリンスタンドが営業しておらず、給油のタイミングを逃すことがあるかもしれません。そうした状況でガソリンが切れてしまうと、道路で立ち往生する危険が高まります。交通の妨げとなるだけではなく、場合によっては重大な事故につながります。 さらに、地震や台風などの災害が発生した場合、物流が滞り、ガソリンスタンドに燃料が届かない事態が起こることもあります。緊急時や災害時に備える意味でも、普段からガソリンの残量には余裕を持って給油しておく習慣をつけることが大切です。
燃費は気にし過ぎず、余裕を持って給油しよう
ガソリンを満タンにすることで車が重くなり、燃費が悪くなるのは事実といえますが、その影響はごくわずかです。一方、ギリギリまで給油を控えると、道路で立ち往生したり災害時に困ったりするリスクが高くなります。 燃費を気にするのは大切ですが、安全面や安心感を考えると、こまめな給油を心がけるほうが賢明です。残量がギリギリになる前に早めにガソリンを入れ、安心して運転できる環境を整えてくださいね。 出典 公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団 エコドライブ10のすすめ 国土交通省 自動車燃費一覧(令和6年3月) 執筆者:山田麻耶 FP2級
ファイナンシャルフィールド編集部