【特集】バルサにビルバオ…同年代の欧州強豪と対戦 「大きな経験」選抜チーム主将の決意 山梨
サッカー強豪国・スペインで開催される世界最高峰の国際大会に、山梨県内の小学5年生を無償で派遣する事業「UNLIMITED GOALS」。選抜チームは日本時間21日、FCバルセロナとの対戦も控えています。チームを引っ張る主将の姿を追いました。 【動画】早くから世界を どんな子どもにも平等にチャンスを
■体も頭もハードに チーム力を醸成
チームが参加するのは8人制の「TIC TAC CUP」。「小学生年代のチャンピオンズリーグ」とも呼ばれる、世界最高峰の大会に挑める貴重なチャンスとあって、9月のセレクションには90人を超える児童が参加しました。 10月の合宿で、チームは始動。
込山雄奨監督 「選ばれた選手は精いっぱい楽しくサッカーをして、12月に向けてしっかりいい準備を皆さんでできたらと思う」
セレクションを勝ち抜いた5年生10人で選抜チーム「UNLIMITED GOALS YAMANASHI」を結成。 普段は別のクラブやスポーツ少年団で活動する一方、10人は一緒に集まって練習を重ね、2カ月かけてチームづくりを進めてきました。 身体的にハードなトレーニングはもちろん、日本とは違うルールの理解も求められ、子どもたちは体も頭も徹底的に鍛え上げました。 厳しい練習で、ひと際ひたむきな姿勢を見せていたのが、FCグリュックに所属する高橋結人選手(池田小5年)です。
高橋選手 「体力がないときにどれだけやれるか。今回(の練習)は体力面で課題が出たので、ハードにやっていきたい」
込山監督 「サッカーでもサッカーでなくても、つらいとき、大変なときはたくさんある。そのときに何ができるかはすごく大切。合宿の2日目はすごくきつくて、泣いている選手もいて、コーチが話したときにみんな下を向いていた。結人(高橋選手)は先頭に立って『みんなで話をしよう』と声がけをしてくれた。それがキャプテンにした理由」 高橋主将 「キャプテンをやらせてもらえるのはすごくうれしい。その分責任を持って、みんなを勝たせたい。みんなで勝っていきたい。頑張りましょう」