矢板中央が3回戦進出 日章学園・FW高岡伶颯は2戦連発の大会4得点も2回戦で散る
「全国高校サッカー選手権・2回戦、矢板中央2-1日章学園」(31日、フクダ電子アリーナ) 矢板中央(栃木)が日章学園(宮崎)を破って3回戦進出を決めた。イングランド・プレミアリーグ、サウサンプトン入団が内定している日章学園のU-19日本代表FW高岡伶颯(れんと、3年)は、前半に2戦連発となる同点ゴールを決めたが、2回戦で姿を消すこととなった。 試合開始から日章学園が押し込む展開だったが、先制したのは矢板中央だった。前半12分、ロングスローを起点にセカンドボールをつなぎ、最後はこぼれ球に反応したFW加藤神人(3年)が強烈なミドルシュートで、ゴール左下に突き刺した。 先制を許した日章学園は25分、高岡がピッチ中央付近でプレスバックしてボールを奪うと、連係で左サイドに展開。そのまま迷いなくゴール前まで走ると、左の有働のクロスに滑り込みながら右足を合わせて同点ゴールを決めた。高岡は前半だけでハットトリックを達成した1回戦に続いて、2試合連続ゴールとなった。 1-1のまま試合は進み後半20分、矢板中央はロングボールに抜け出した途中出場のFW山下魁心(3年)が左サイドからクロスをあげると、こちらも途中出場のFW朴大温(3年)がフリーで落ち着いて右足を合わせて勝ち越した。その後は世代ナンバーワンストライカーの高岡を擁する日章学園の反撃を振り切り、3回戦進出を決めた。