国民民主党代表選、立候補者(全文3完)オープンで政策議論は厳しい政党に
国民民主党代表選に立候補している津村啓介元内閣府政務官と玉木雄一郎共同代表が、29日午後3時から外国特派員協会で記者会見した。 新たな党代表は、9月4日に行われる臨時党大会での投開票で決定する。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【中継録画】国民民主党代表選 津村氏と玉木氏が外国特派員協会で会見 」に対応しております。
外国政策について
津村:よろしいですか。 通訳:どうぞ。 津村:外交安全保障については私と玉木さんの政策が非常に近い分野だと認識しています。現実的な脅威であります北朝鮮問題につきましては、米朝会談後の現在も基本的なリスクは減じていないというふうに認識しております。日朝会談も話題に上っていますけれども、拉致問題の進展が見通せる環境にない限りは前のめりになるべきではないと思いますし、わが国のミサイル防衛の進化については引き続き議論を深めるべきだと思っています。私は経済外交という言葉を好んで使いますけれども、トランプ政権の国際ルールを無視した現在の外交姿勢、先ほど関税の話をされていましたけれども、非常に危ういものを感じております。日米地位協定についても基本的に同じでありまして、ヨーロッパの事例等も参考にしながら、米軍のヘリとか墜落したりしても、基地の中に立ち入りの調査ができないというようなことは、今の状況は非常に変えていくべきだというふうに思っております。 司会:ではこれで最後の質問となります。
代表選まであと1週間、国民に対してどのようなことをどのようにして伝えていきたいのか
BLOGOS:BLOGOS編集部の【イシカワ 01:07:18】と申します。先ほどの質問と関連するんですけれども、支持率が0%、加えて今は自民党の総裁選が行われていて国民の関心はほとんどないというふうに、正直言ってしまってもいいのかなというふうに感じているんですけれども、後半戦あと1週間だと思うんですけれども、後半戦どのように国民に対して今おっしゃったようなことを伝えていきたいのか、メディア戦略以外でもしありましたらお聞かせ願えればと思います。 津村:ありがとうございます。メディアの方々に注目をしていただきたいのはもちろんですが、それは私たちが決めることではありません。私は2つのことが大事だと思っています。1つはこの14日間の選挙戦を自民党と同じ日数の選挙戦を私たちは戦っていますが、その中で候補者討論会の場は自民党は3回、私たちは12回考えています。全国展開型の党首選挙を行っている日本の政党は自民党とわが国民民主党だけですけれども、しかもこのような充実したメニューにしているというのは、私たちがいつの日か野党第1党として自民党と対峙し凌駕する、その気概を示す代表選挙だと自負しております。私たちが自らできることとして、全国を回りながら全国の自治体議員候補者、そして支援者の皆さんを鼓舞して、私が大変注目しているのは勝敗ももちろんですが投票率です。しっかりとこの党員サポーター、自治体議員の皆さんの投票率が上がるような代表選挙ができるかどうか、これが私たちの大きなミッションでありまして、強く意識していることでございます。 最後に、こうして皆さんの前でお話しできる機会、これから何回あるか分かりませんので、やや踏み込みますが、選挙が終わってからも重要だと思っています。後輩の私が、生意気ですけれども、過去の代表選挙を戦ってこられた先輩方は、往々にして選挙後の人事で失敗をされてきたと思います。私が代表になりましたら、玉木さんはもちろん、玉木さんを一生懸命応援されている国会議員の方、自治体議員の方々、そして支援者の方々も含めて、ぜひ光の当たる場所でお力をお借りしながら1つのまとまった党として全力を出せる体制を作りたいと思っています。 玉木:われわれのこの意味のある議論をBLOGOSに投稿します。今朝もLGBTの皆さんと同性婚を認めるか認めないかっていう議論を徹底的にやりました。今、自民党の総裁選挙でこの場でこんな議論をすることはないですよ。国会でも議論から逃げる安倍総理、党内の総裁選挙でも石破さんからの議論から逃げる安倍総理。それに対してわれわれは、これだけオープンで、そして政策議論をときにけんかをするような激しさで議論することを国民の皆さんに見ていただく。このことを私はこれは民主主義の原点だと思っていますから、こうした本気の議論をこれから残りの期間、真剣に全力で行って、国民の皆さんにアピールしていきたいと思います。 (完)【連載】国民民主党代表選、立候補者が会見