石破茂首相「習近平氏と両手で握手」にトランプ次期大統領がブチギレか…「日本経済に与える不安」
11月25日、トランプ次期大統領が自身のSNSで中国製品に10%の追加関税を課す方針を表明。これは米国で社会問題化している合成麻薬「フェンタニル」などの麻薬流入への対抗措置だという。 【画像】面影が……石破茂・新首相の少年時代がすごい さらにカナダとメキシコ製品にも、不法移民や麻薬の流入が止まるまで、25%の関税を課すと宣言した。 これを受け、26日の日経平均株価は輸出関連株中心に値を下げ、一時前日比700円超安まで下落した。 ◆トランプ氏は中国を敵視 「トランプ大統領の胸三寸で関税がかけられるようでは、日本を含め他国にも影響が及ぶ可能性がある。株式市場は強い警戒感が広がり一気に下落したとみられます」(市場関係者) トランプ氏が中国を敵視していることは周知の事実だったが、実際に関税に言及しただけで市場は崩れる。それだけに、トランプ氏の懐に入り込む日本の強い外交力が求められる。 だが、肝心の石破茂首相はまだトランプ氏と会うことすらできていない。選挙後に5分ほど電話で話したのみだ。 全国紙政治担当記者は、 「対中強硬路線が進めば、日本にとってはチャンスと見る人も多い。アメリカにとって重要なパートナーであり続けることが可能ですが、不安材料は石破首相の立ち居振る舞いでしょうね」 と不安を口にする。 アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議のため南米・ぺルーを訪れた石破首相は、あいさつに来た各国首脳に座ったまま片手で握手して対応したことや1人でスマホをいじる姿が報じられ、厳しい批判を浴びた。 しかし一方で、日中首脳会談では習近平主席と握手する際、習氏が右手を差し出したのに対し、石破首相は“両手で”握り返した。写真だけみると“中国の手下”のようだ。 高橋洋一氏は11月22日に自身のユーチューブチャンネルでこの件について 〈トランプ政権はこれから対中強硬派がずらりと並ぶのでこんな時に、“お前石破、中国と仲良くやってるのか”と思われてますます無理になっちゃう。これはまずい〉 と警鐘を鳴らし、歴代総理の中で 〈ダントツにダメだこりゃ。“だらし内閣”〉 と切り捨てた。 ◆常識がなく、無頓着 握手の件だけでない。 歓迎式典では首脳の中で1人だけ腕組みをしている。G20の会場の赤絨毯の上を歩く際、ネクタイがひん曲がっている。 過去の動画では、おにぎりを目いっぱい口にほおばり、座った目でむしゃむしゃと食べる。コロナ禍で側近がつけているマスクを外させて自分がつける。 内閣発足の記念写真で服装がだらしない。首班指名の際、国会で居眠りをしている、など物議をかもした言動は挙げればキリがなく、高橋氏が“だらし内閣”と嘆く理由も理解できる。そのうえ、トランプ氏に親中国と認定されブチギレられたら、対米外交が滞ってしまう。 実際の人柄はどうなのか。テレビ局報道部記者によれば、 「石破首相に取材した人、数人に話を聞きましたが、“めっちゃいい人だった”と口を揃えます。悪気があって悪態をついているのではなく、ちょっと常識がないというか、無頓着というか……。首相になれば世界中から注目されるので、動画がSNSに出回り悪目立ちしているだけでしょう。 とはいえ、一国の首相なのでそこもしっかりしてもらわないと国益を失いかねない。石破首相は1960年の締結以来、一度も改定されていない“日米地位協定”改定に意欲を示し衆院選公示前の党首討論会では『必ず実現したい』と発言していた。そのことが、トランプ氏の逆鱗に触れる可能性もある」 と人柄はともかく、外交危機を指摘する。 安倍晋三元首相はトランプ氏に真っ先に会いに行きその後もうまくやっていけたが、果たして石破首相はどうなるのか……。
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