【阪神】桐敷拓馬、約2・7倍の8800万円でサイン「まさかこんなに投げるとは思わなかった」70試合40ホールド
阪神の桐敷拓馬投手（２５）が４日、兵庫県西宮市の事務所で契約更改交渉し、５５００万円アップの８８００万円（金額は推定）でサインした。今季の３３００万円から約２・７倍となる大幅昇給。球団側から「１年間投げてくれてありがとう」という言葉もかけられたといい、「１年間頑張ってよかった」と顔をほころばせた。 ３年目の今季は中継ぎでフル稼働。岡田彰布前監督の切り札として試合展開にかかわらず投入された。試合数は「まさかこんなに投げるとは思わなかった」という７０に到達。防御率１・７９の安定感で３勝、４０ホールド（４３ＨＰ）をマークし、最優秀中継ぎのタイトルを初受賞した。 「プロの世界に入って、タイトルをとってみたいという思いはあった。今年とることができてとてもうれしかったし、１年間１軍の戦力になれるように頑張ってきてよかった」 埼玉県出身の桐敷は本庄東高―新潟医療福祉大をへてドラフト３位で２０２２年入団。２年目だった昨季後半から中継ぎで頭角を現し、同年は２７試合に登板した。 １軍でフルシーズン働いたのは今年が初めて。「１年間やったフォームのズレというか、そういうところをしっかり修正して２月のキャンプに向かっていきたい」。藤川球児新監督のもとで来季もフル回転を目指す。
中日スポーツ
