JALとディズニー、767特別塗装機お披露目 アナ雪やピーター・パン、ラプンツェル描く
日本航空(JAL/JL、9201)とオリエンタルランド(4661)は10月21日、東京ディズニーシーの新テーマポート「ファンタジースプリングス」をテーマにした国内線の特別塗装機「JAL Fantastic Journey Express(JALファンタスティック・ジャーニー・エクスプレス)」を羽田空港の格納庫でお披露目した。8月に発表していた機体で、初便は羽田を21日午後3時10分に出発する福岡行きJL323便となる。 【写真】JALのディズニー特別塗装機「JAL Fantastic Journey Express」を紹介するCA 機材はボーイング767-300ER型機(登録記号JA622J)で、座席数は3クラス252席(ファーストクラス5席、クラスJ 42席、普通席205席)。初日の21日は、JL323便と折り返しの福岡午後6時発羽田行きJL326便への投入が決まった。 投入路線は、羽田発着の国内線幹線をはじめ、767で運航する路線。初日以降は投入路線や便名をJALのウェブサイトで運航前日の夕方に公開する。運航期間は2025年11月までを予定している。 ファンタジースプリングスは、今年6月6日に開業した東京ディズニーシー8つ目のテーマポートで、ディズニー映画『アナと雪の女王』『塔の上のラプンツェル』『ピーター・パン』を題材とした3つのエリアと、「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」からなる、世界唯一のテーマポートだという。 特別塗装機は、アレンデール城やラプンツェルの塔、フック船長のジョリー・ロジャー号など、それぞれのエリアの象徴的な場所を背景に、アナやエルサ、ラプンツェル、ピーターパンがヨコ約34メートル、タテ約5メートルの大きさで208枚のデカールを使って描かれ、魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界を表現した機体にした。 客室のヘッドレストカバーや紙コップなどにも特別デザインを施した。ヘッドレストカバーの色はクラスJが赤、普通席は黒と異なり、紙コップは3種類用意。搭乗記念品として、搭乗記念ステッカー3種類を用意し、1回の搭乗で1人1枚配布、イラスト選択は不可。機内で搭乗・降機の際に流すBGMは、「きみもとべるよ!」(ディズニー映画『ピーター・パン』)、「ジャーニー・トゥ・ファンタジースプリングス」の2曲を採用する。 JALの鳥取三津子社長は、「ディズニーファンタジーの世界を、全長約55メートルの大きな機体いっぱいに表現した。東京ディズニーリゾートに向かう飛行機にお乗りいただく時から、ファンタジースプリングスの特別な世界観をぜひお楽しみいただきたい」とあいさつした。 JALは東京ディズニーリゾートのオフィシャルスポンサーで、両社のタイアップは東京ディズニーシーが開園した2001年に始まり、今回で6回目となる。
Tadayuki YOSHIKAWA